家族葬、どうしたらいいの?

これを読めば今の葬儀のことがわかります。

どうしたら家族葬を安くできるのか説明しています

葬儀業界15年以上関わってきたどくんが語ります。

今の葬儀の主流は

今は「家族葬」という言葉が普通に会話で通用する世の中になってきています。

その事でわかるように、家族葬が東京(埼玉・神奈川・千葉も含めて)では特に主流になってきています。

おじさん
おじさん

家族葬って言葉は聞くけど、具体的にどういうものなの?

家族葬とは、家族や親族や、親しい友人だけに集まってもらい小規模に行う葬儀のことです。 

家族葬にはっきりとした定義はないのですが、参加する人数は1名~30名程度が一般的です。

一般的な葬儀と同様に導師をお呼びし、お通夜・告別式を行い火葬をします。

全国調査によると2020年では40.9%の人達が家族葬を選んでいるそうです。

どくん
どくん

実際葬儀の現場に携わっていて、家族葬は多いですね。

そして今回のコロナの影響で式場や火葬場自体が人をたくさん呼ばないように葬儀社に声をかけているんですよ。

(ある東京都心部の火葬場は親族含めて10名以上呼ばないようにという連絡を関連葬儀社にFAXなどしていました。)

そうなると葬儀社もご葬家に人をたくさん呼ばないようにしてくださいと声をかけるので、より家族葬の形式が増えている現状ですね。

家族葬を選ぶメリットは

家族葬は一般的な葬儀より安くすみますそれはなぜか?

※そのお話の前に知っておいてほしいところがあるので

まずは、葬儀代金というものはどういうお金が含まれての最終的な値段なのかというところからお話ししたいと思います。

葬儀代金の内訳(簡単に)

ご遺体を運ぶお金

安置にかかるお金

お通夜などを行う式場の利用料

式の装飾にまつわるお金(祭壇料お花のお金)

のお金

導師に払うお金

火葬場利用料

料理のお金

返礼品のお金

このように葬儀代金はいろいろと含まれてのお金になります。ただ葬儀社さんのほとんどが〇〇プランというようなセット販売価格を提示しています。

セットで販売しているので、いろいろと細かく考え決断しなくても事が進むようにセット内容を考えてくれています、、、ただそこでもちろん利益も多く獲得していますが、、、

セットの内容についてのお話は今回は省略します。

今回は家族葬の値段がなぜ安くできるのか、のお話がメインなので

まずは今後の説明がわかりやすくなるように

葬儀にかかる費用をよりわかりやすく4つに分類してみます。

わかりやすく4つに分けると

導師に支払うお金(お布施・戒名料)

料理屋さんに支払うお金(お通夜や告別式後の飲食代)

返礼品を配った数ぶんのお金

あとは葬儀社がまとめて請求してくるお金

(祭壇料や式場利用料や運送費など)

なぜ家族葬が安くできるかというと、上の4つにかかる費用を減らしていくことができやすいので大幅に値段を下げられるのです。

導師に支払うお金

導師に支払うお金は導師によって差があるのですが、10万円代~〇十万〇百万です。なかなかお金がかかりますよね。

無宗教の葬儀(自由葬)といって導師を呼ばず、宗教的な枠組みにとらわれない葬儀を選べば、ここの導師へのお布施のお金は必要なくなります。

自由葬を選べば、導師のお経やお焼香などの決まり事もなく、故人の好きだった音楽を流し続けたり、その式自体を好きにプロデュースできます

どくん
どくん

過去に関わったことがある自由葬(自己プロデュース型)の式でいえば、DJブースを持ち込んでクラブのパーティーのように過ごす告別式や

棺に入った故人を式場の真ん中に配置して、棺のふたを開けた状態でその周りに円卓を置き、食べ物や飲み物が円卓に並び、故人を囲んでの立食パーティーという式もありました。

これができるのは導師がいないからなんですよね!!

ただ、菩提寺(自分の家のお墓があるお寺)にすでにお墓がある方は避けたほうがよいです。そのお寺を無視して葬儀をするとスムーズにお墓に入れなくなるかもしれません。

あとは遺族親族の理解が必要になってきます。この辺は要注意です。

あとは自由度が高い分、葬儀の内容が喪主や葬儀社の力量に左右されてしまいます。

料理屋さんに支払うお金(式の飲食代)

お通夜後のお清め(通夜振る舞い)という名の飲食代、告別式後の精進落としという名の飲食代は式に来てくれた人数が多いほどお金がかかります。

ですので家族葬で式に来る人数を減らすことでお金がかからなくなります。

自分たちの身内だけなら、食事をしない、という選択もできるのです。

どくん
どくん

本当に近い人達だけなら、みんなでよくいったご飯屋さんとかで全く問題ないんです。

それがファミレスだって良いんですよ。

あとは地元の法事後の会食などをよくやっているところとか。(木曽路とかそういうお店)

ここだけの話ですが、、、葬儀社を通して頼んだ料理は葬儀社へのバックの料金も料理代に含まれてますからね。

返礼品のお金

返礼品も来てくれた人達に対してお礼として配るものなので、家族葬で式に来る人数が少なければその分お金はかかりません。

自分達の身内だけなら返礼品を配らないということも全然あります。

葬儀社に支払うお金(祭壇料金と式場利用料と運送費)

あとは主に葬儀社から請求されて支払うものになるのですが、その中で

祭壇料金式場利用料運送費自分の選択で料金を下げる事が出来るのです!

祭壇料金(花祭壇や白木の祭壇など)

祭壇に関しては、セット料金に組み込まれていることも多いので、祭壇だけ安くするということが出来ない場合もあるのですが、、、

基本的には祭壇を小さく、簡易的なものにすればするほど、料金は安くなります。

家族葬で、式に来る人が少なく近い親族だけでしたら、特に見栄をはることもないので、(選んだ式場の広さなどはありますが)小さい祭壇で全く問題ないと思います。(1番小さく安い祭壇で良いとも思っています。)

どくん
どくん

祭壇が小さいと寂しいのでは?心配になるようでしたら、自分で生花(供花)を2個(1対)出したり、親族に生花を出してもらったりして、6個から8個くらい生花をそろえれば本当に見栄えやお花の量としても充分だと思います。

これが葬儀業界に携わっている多くの人達の声なんです。

これくらいあれば本当に充分なんです。家族葬ならば。

見栄えも寂しくないですし、告別式の最後のお花入れをする際もお花の量的にそこまで寂しくはないのです

式場利用料

式場利用料ですが、どこの式場を選ぶかで料金がさまざまです。

一番安くするためには、故人が住民登録していた市や区の斎場を使うとかなり安い値段で式場を使うことが出来ます。(5万円くらいで借りることが出来たりもします。)

都心部はそのような公営の斎場が限られているため、式場利用料をなかなか安くすることが難しいです。都心部には東京博善という会社が持っている火葬場付きの葬儀場が6個(代々幡斎場等)有り、そこで葬儀を行う方は多いと思います。東京博善の斎場では小さい式場でも利用料が約25万円かかります。)

公営の斎場を選ぶことが出来ればだいぶ安くすることが出来ます。

どくん
どくん

公営の斎場は値段が安いので、多くの方が使いたいと思っています。

ですので時期によっては予約が埋まっていて1週間以上待つことも普通にあります

1週間待つ場合、故人を1週間どこかに安置して待たないといけません。自宅に安置できるとしてもドライアイス代金が多少かかりますし、自宅以外の安置所に安置する場合は安置料金がかかってきます。

葬儀が終わらないと気持ちに整理がつきにくいところがあるので、待つことは精神的にも大変かもしれません。

そのような理由で公営の斎場を選べないということも出てくることがあるのです。

安置料金は1日1万円かかるところもあります。そうなると公営の斎場を待つのではなく、空いている別の式場を探したほうが総合的に良い場合もあります。)

運送費

告別式の後、故人を火葬場に運ぶのですが、選ぶ式場によっては霊柩車を使わなければ火葬場まで運べないので運送費(霊柩車代金)が基本的にはかかります。

火葬場が併設されている式場を選べば、霊柩車を使わずに故人を火葬場に運べるので、葬儀代金を安くすることにつながります。

どくん
どくん

家族葬にすることで、周りへの体裁・配慮を考えることが少なくなってきますので、自分達が今後の生活に無理のないように、できる範囲内で、故人に対してしてあげられることをしてあげられたらと思います。

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